11月13日(日) (記:勝俣 美秋)
あすより、稽古場がスタジオになり、昼からの全日稽古になる。
台本もでき、キャストもすべてそろい、やっと稽古らしき稽古ができるようになった。
そして明日からスタジオ入り。さらに、集中力がましての稽古ができるようになる。
みなもそれぞれの立場で、いっぱいいっぱいになってやっている。
個人として集団として、目の前の山をいくつ乗り越えられるかが、出来上がった作品の質につながる。出来上がった作品の好き嫌いの好みの問題ではない。
嫌いなものは仕方がない。
まずは、明日からの稽古が楽しみだ。まだ、そぎ落とす作業に入れないため、もう一度細かく組み立てていこうと思っている。
しかし、今回の稽古場は・・・いつにもまして、緊張感がある稽古場だ。
できないやつは、冷たい視線や無視をされるなどではすまされない。
肉体的な苦痛を与えられる・・・しかも、客演に・・・もっと限定すると、客演の新井ちゃんに・・・。
「だって、脱稿したんだもんマン、踏みつけられるの図」
新井ちゃんは笑顔だ。
しかも、勝利のアピールや、平和を祈るサインとしても用いられている、ピースサインまでしている。書くのが遅れたわらく高須は、踏みつけられ、完全なる敗者の表情をし、ひれ伏している・・・。
しかししかし、新井ちゃんは、アメとムチを使い分ける。
踏みつけられ、身も心も傷ついて、稽古場の隅でもじもじしている高須に対して、
「はい!高須さん、キットカット。」
と今度は、天使のような優しさを見せ高須に元気を与え、演出家以上に高須をコントロールし、高須のポテンシャルを上げ高みに導いている。
まるで高須は、アヤツリニンギョウだ!!!
「良く見てみよう、新井ちゃんの肩甲骨から白い羽が生えていますの図」

この後、「だって、脱稿したんだもんマン」はハブアブレイクを楽しんでいた。
んー、新井ちゃん素晴らしい。
そんな、二人を観て、写真奥、おじさんのなかのおじさん、山岡さんは、迷わず新井ちゃんに軍配をあげていた。写真手前、遠山君はただただ、舌をまいて腕組みをしていた。

いままでの話、稽古の話はホントウです。新井ちゃん以下の話はウソです。
今回の芝居、このように作られた世界で、ありそうななさそうなそんな世界を現出させたい。
しかし、現実とは、このように、作られた世界なのではなかろうか・・・。
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